【Vol.4】新たな挑戦 0から始めるプログラミング シェルコマンド④
こんにちは。i Smart Technologiesの松井です。
最近、涼しくて過ごしやすい季節になってきましたね。
季節の変わり目は風邪をひきやすいので気をつけましょう。
今回の記事は「ディレクトリ操作とファイルの作成と実行について」です。
1.カレントディレクトリを移動する
前回の記事で紹介しましたls
コマンドを実行すると
ディレクトリの一覧を表示させることができます。
下図ではUsersのディレクトリの中にistc034とPublicのディレクトリがあります。
表示したディレクトリへ移動するためには'cd'を使います。
cd istc034
これでistc034のディレクトリへ移動できました。
簡単ですね。
上位ディレクトリ(Users)へ移動する方法は
cd ..
cd + ドット2つになります。
2.ファイルパスについて
1つのディレクトリに複数のディレクトリを持つことができ、
そのディレクトリの中にディレクトリを持つことができます。
その構造は木のようなのでファイルツリー
といいます。
ツリーの最上位をルートディレクトリ
と呼びます。
下図はwindowsのGUIですが、イメージは同じです。
本題のファイルパス
とは、ファイルツリー
において、
各ディレクトリやファイルの位置をテキストで記述したもの。
表示は下記の通りです。
ディレクトリ /Users/istc034
ファイル /Users/istc034/istc.txt
2-1.絶対パスと相対パスについて
ファイルパスには絶対パス
と相対パス
の2種類の表示があります。
ルートディレクトリの一覧を表示するコマンドは下記の通りで、
それぞれのパターンで実行すると
ls -al /
絶対パス
表示の場合ルートディレクトリを起点に記述
/Users/istc034
先頭にルートを表す「/」、(ディレクトリ名)、「/」(ディレクトリ名)
ファイルを指定する場合は
/Users/istc034/istc.txt
先頭にルートを表す「/」、(ディレクトリ名)、「/」(ディレクトリ名)「/」(ファイル名)
相対パス
表示の場合カレントディレクトリを起点に記述
ディレクトリを指定します
istc034
(ディレクトリ名)「/」(ディレクトリ名)
ファイルを指定する場合は
istc034/istc.txt
(ディレクトリ名)「/」(ディレクトリ名)「/」(ファイル名)
上位ディレクトリは「..」で表す。カレントディレクトリは「.」で表します。
3.ファイルの作成と実行
簡単なプログラムファイルを用意して、
シェルコマンドとして実行する方法を紹介します。
echo "puts 'Hello istc'" > code/istc.rb
先程作成したプログラムファイルを実行する方法は下記の通りです。
ruby code/istc.rb
Hello istc
練習でPython*2とPHP*3のプログラムファイルを実行してみましょう。
echo "puts 'Hello istc'" > code/istc.py
python istc.py
Hello istc
echo "puts 'Hello istc'" > code/istc.php
php hello.php
Hello istc
今回でシェルコマンドの紹介は終了です。
シェルコマンドもまだまだ奥が深いので気になる人は調べてみて下さいね!
次回からGITについて紹介します。